2009年1月折り込みチラシ

渋谷東急本店「松濤倶楽部」

今月の折り込みは前半が正月、後半が2月以降のターゲットになっています。全体に明るい色調で春らしさを強調する傾向です。

今月取り上げたこの広告は袋断ち印刷対応、角版写真メイン1点+1点、サブ3点の最も簡単でオーソドックスな作りです。写真は背景が暗いグラデーションで空間に溶け込み、おせちに光が当たり重厚な高級感とワンランク上の新春のイメージを上手く作り出しています。写真に縦書きのメインコピーを重ね左へと視線を誘導していますが、タイトルとすぐ下にある角版のおせちの写真がアイキャッチとぶつかり視線が左右に分かれがちで、下の情報に誘導する仕掛けが不足しています。

版面（誌面の大きさ）に対してレイアウトは、かなりぎりぎりのマージンで広告領域を作っています。その中を画像や、記事がはみ出ないように矩形に添ってレイアウトする正直さと固さが同居し、誰でも応用可能な広告ですので、真面目さを前面に出したい広告を作成の際には、是非参考にしてみてはいかがでしょう。制作のコツはメインの写真のでき次第と言った難しい部分もあります。