建設・不動産
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建設・不動産系の折り込みチラシ作りの特徴は売る物が一つしか無い事が他の広告と一番違うところでしょうか。どれだけ多く折り込みを入れても、建て売りの物件は一つだけですし、マンションも同タイプの部屋はある物の同一物では有りませんので、買ってくれる一人の人(家族)に伝われば良いのですから、あまり効率は良くありません。それでもただの一人に伝える努力が不動産広告の醍醐味です。住環境や間取りなど購入者に必要な情報を入れ込むだけの折り込みでは上手く機能しません。この物件だけの特徴を探し出して、コピーで有れ、ビジュアルで有れそれを求めているユーザーそのただ一人の人に訴え、特徴を際立たせる広告の制作を心がけるべきでしょう。この分野の広告はマンションなどは完成前に売り出すのが常ですので、当然物件の写真は無いため、建築パース(完成予想図)として作成します。大手のディベロッパーや、高額な物件はかなり手の込んだビジュアルを使えますが、予算や条件によっては必要条件の資料が手元に届かない事があります。適当なイメージ写真や、不明な文章を使い条例や法令に触れないよう注意が必要です。
それとは別に、リフォームや住設備の広告が存在します。こちらは、金額をアピールして内容として素材や、競合他社との違いを説明する方法が一般的です。さらに、不動産広告には公正競争規約があり「消費者が不動産を選ぶ際に必要と考えられる事項を表示する文字の大きさは原則として7ポイント以上を使用」とありますので、文字の大きさも十分な考慮の上、広告の作成をしてください。